島田市文化財係、M主事に会う
島田市博物館の「市内古文書調査」のチラシ
2025.7.1
午後、金谷郷土史研究会のN氏と島田市博物館の文化財の担当者に会って、「竹下村誌稿(解読版)」を一部進呈し、経緯を案内するとともに、竹下自治会長の「しまだ市民遺産」への推薦書を渡すため、島田市博物館に出向く。
担当はこの春から変わって、若い、まだぎりぎり20代のM氏が応対してくれた。聞けば、大学の歴史学科で、古文書の解読も学び、古文書が読めるという。これは心強い。学芸員ということではないけれど、島田市にこういう人材がいて、そういう人材を回してくれたということは、島田市も少しは期待できそうである。
「市内古文書の調査」というちらしを頂いた。
島田市博物館では、貴重な記録を保存し後世に繋いでいくため、地域協
力員による古文書の調査を定期的に実施しています。
調査作業は公開しています。どなたでも自由にご見学いただけますので、
ご興味のある方はぜひお越しください。
~講師による古文書の解説、調査体験も随時行います~
何年か中断されていた古文書の調査作業が再開されたのである。今後の活動を期待したい。
「竹下村誌稿」を「しまだ市民遺産」への話は、島田市博物館には「竹下村誌稿」の初版が所蔵されていて、見せていただいた。我々の来訪を聞いて準備されていたようだ。
「しまだ市民遺産」の審議は、今年度は予定がないという。3、4年に一回のペースと聞いたから、そろそろかと思った。「しまだ市民遺産」そのものが、どうやらその意義が問われているらしい。最初、アイデアをだして始めた人たちには大切なことであっても、後の人にとっては、余計な事務と考えられてしまう。
こういうものは、毎年新しく市民遺産を審議することで、ニュースになり、市民が今まで指定された市民遺産を改めて見直す。そういう一年に一度の、決まったイベントが大切なのだと思う。市民は日常で市民遺産を意識することはまずない。数年に一度の更新とされた段階で、意義が問われるようになることは目に見えていた。
補助金が出るわけでもなし、指定を受けることに、どういうメリットがあるのかと問われれば、ニュースになることで、「竹下村誌稿(解読版)」が売れることだろうか。それよりも、「竹下村誌稿(解読版)」を使って何かイベントを考えられてはどうかと言われ、「竹下村誌稿(解読版)」を題材に、講演会のようなものを企画することを思いついた。
まあ、「しまだ市民遺産」については、すぐどうこうという訳には行かないことは理解した。当面は、担当のM氏と連絡を密にして、協力できることは協力して、島田市の文化財行政を、何とか近邊の町村並みに引き上げたいと思った。
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