「かさぶた日録」改め「かさぶた残日録」開始
2025.6.11
19年前、藤沢周平の「三屋清左衛門残日録」 という時代小説に触発されて、「かさぶた日録」なるブログを始めた。
その「残日録」は「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ」との言葉で書き始められる。19年前は、まだそこまでは来ていないと、「残」を取って「日録」と決めた。
「かさぶた」は、検索で他のブログとまぎれないように、だれも付けない名前にしようと思い、当時60才直前であったから、「六十」を縦に書くと「仐(傘)」に「亠(鍋蓋)」を載せた形から、ダジャレで「かさぶた」と命名した。
こんな言葉はブログのタイトルにはしないだろう。案の定、検索すれば、迷いなくたどり着ける。してやったりであった。
ダジャレで付けたが、内には、いつか、自分の60年の人生で出来た数々の「かさぶた」が、きれいさっぱりと取れないものか、という願望でもあった。
「かさぶた」は「執着心」を指す。「金儲けへの執着」「名誉への執着」「家族、子孫への執着」‥‥‥そして最後には「生命への執着」が取れゝば、大往生である。
18年目になって、毎日書くのに疲れて、時々書くと決めたら随分楽になった。ところが、goo blog がサービス終了というではないか。「かさぶた日録」がどこまで続けるかと考えていたら、goo blog が先に終わることになった。そのお知らせに愕然として、ブログを書く手が止まった。
色々悩んで得た結論は、goo blog がやめるなら、別の場所を移して新たに始めよう。天邪鬼である。そして、タイトルも今では胸を張って、「かさぶた残日録」としよう。
今度こそ、「かさぶた残日録」が終わる時は、すべての「かさぶた」が取れて、大往生したと思っていただきたい。
(今日は79才誕生日)
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