「蕉園渉筆」(漢文)を読む(5)
裏の畑のボタンクサギが満開 2026.6.29 今、夜の九時。今からバレーボールのフランス戦、サッカーのブラジル戦(夜中、午前2時より)連続して観戦する。その結果は後から追加しよう。 まず、バレーボール、ネーションリーグ、フランス戦は2セット連取されたの、3セット取り返すという接戦で勝利し、8勝0敗で、いよいよ舞台を日本に移す。サッカーもこの調子で勝利を上げたい。(今、30日午前1時) 「蕉園渉筆」解読の続きを載せる。 (原文) 埋木、 得古樋版 内田邑、有古塘、陰樋陥而不能引水、邑人不 詳其始、 里正捜旧簿、永禄年所作、爾後無補 理、距今近三百年矣、 四片及蓋版皆朽、但底 版有水痕、稍凹而不腐、余得而収之、 古色蒼 然、蓋石楠樹、可以為文具也、不欲其削失古 色以故未果 (解読) 埋木、得古樋版 内田邑 (村) に 古塘 (ことう) あり。 陰樋 (かげひ) 陥 (おち) て、引水能 (あた) わず。 邑 (村) 人、その始め、詳らかならず。 里正 (りせい) 旧簿 (きゅうぼ) を捜す。 永禄 (1558~70) 年作る所、 爾後 (以後) 補理 (ほり) なし。 今を距 (へだ) つ三百年近くなり。 四片、 蓋版 (ふたばん) に及び皆な朽ち、 但し、底版 (そこばん) に水痕 (みずあと) 有り、稍 (やや) 凹 (へこ) みて腐らず。 余 (よ) 、得てこれをとる。 古色蒼然 (こしょくそうぜん) 、 蓋 (けだ) し 石楠 樹 (しゃくなげ じゅ ) 、 文具に為すことが出来るなり。 その削り、古色を失うを欲せず。故以って未だ果たさず。 (語注) ※ 古塘(ことう)➔ 古い土手。古堤。 ※ 陰樋(かげひ)➔ 埋設されて見えない樋。樋は水を送り流すために、竹・木などで作った管。 ※ 里正(りせい)➔ 庄屋。村長。 ※ 旧簿(きゅうぼ)➔ 古い帳簿。 ※ 補理(ほり)➔ 補い修理すること。 ※ 蓋版(ふたばん)➔ 樋の蓋にあたる部分。(「版」は板のこと)。 ※ 古色蒼然(こしょくそうぜん)➔ 長い年月を経て、いかにも古びて見えるさま。 ※ 蓋し(けだし)➔ 思うに。 (続く)