「蕉園渉筆」(漢文)を読む(35)閑田院蘇鉄
御前崎市 下朝比奈の 閑田院 今もソテツが残っているのであろうか 2026.8.18 土曜日の金谷郷土史研、「竹下村誌稿」講義を頼まれているが、何を話せばよいのか、未だ決めかねている。今、頭にあるのは、以下の三点くらいだが、どうしようか。 1 「竹下村誌稿」解読のいきさつ 2 五和村の開拓の話 3 「天正の瀬替え」はなかった話 こんなところだと思うが、どうであろう。あと三日で内容をきっめなければばらばい。 「 蕉園渉筆」解読の続きを載せる。 *********************************************************************** (原文) 閑田院蘇鉄 朝比奈邑、閑田院大鉄蕉、高不及能満之種、 大則倍之、幹立者臥者成勢如走者、蟠根虎踞、 竜躍鳳尾蓋之、不知其幾百茎也、此種蓋州第一、 人知有能満面不知有閑田也、樹亦有幸不幸哉 (解読) 閑田院蘇鉄 ( ソテツ) 朝比奈邑 (むら) 、閑田院 (かんでんいん) 大鉄蕉 (そてつ) 、高さ能満 (寺) の種におよばず。 大きさ則 (すなわ ) ち、これの倍。幹立つもの、臥 (ふ) すもの、勢い走るが如き なるもの、 蟠根 (ばんこん) 虎踞 (こきょ) 、 竜躍 (りゅうやく) 鳳尾 (ほうび) これを蓋 (おお) う。その幾百茎 (いくひゃくけい) を知らざるなり。 この種、蓋 (けだ) し州 (遠州) 第一。人、能満 (のうまん) 有るを知りて、 閑田 (かんでん) 有るを知らざるなり。 樹、また、幸不幸有るかな。 (語注) ※ 蟠根(ばんこん)➔ 曲がりくねった根。わだかまった根。 ※ 虎踞(こきょ)➔ 虎がうずくまる。 ※ 竜躍(りゅうやく)➔ 竜のように勢いよく躍動する。 ※ 鳳尾(ほうび)➔ 蘇鉄の葉。 ( 続く)