自分古文書(19)静岡県海岸ウォーク(35)
「お 寺の前を電車が我が物顔に通るが、 お寺と電車はどちらが偉いのかな。」/山下清 2026.7.12 今まで、女子バレー、ネイションリーグ予選最終戦、ポーランド戦を見ていた。勝った方が決勝トーナメントに出られる闘いだった。0対2で追い詰められたが、盛り返して、3対2で日本は 決勝トーナメントに進んだ。3セット以降、ポーランドの力ががくんと落ちたように見えたが、最後はスタミナの差が出たのかもしれない。何はともあれ、おめでとう。 静岡県海岸ウォーク、十五 日目を続ける。 *********************************************************************** 12:12 清見寺(17,804) お寺へ辿った道は向かいが公園になった細い道で、石垣や 塀に仕切られた古い家があって、華道の教授とか個人医院の小さい看板が出 ている。何やら雰囲気のある小道だった。 高台にある清見寺には、目の前を切り通しにしてJR東海道線が通ってい る。だから、町とは鉄路の上を渡した橋だけで繋がっている。話には聞いた ことがあるが、随分思い切って鉄道を通したものだと思う。境内に高山樗牛 の『清見寺鐘声文碑』がある。鐘の音が悩み多き自分の心を映すように響く と言ったような文だった。また山下清画伯がここから絵を書いた時に、『お 寺の前を電車が我が物顔に通るが、お寺と電車はどちらが偉いのかな。海が 埋め立てられて良く見えないので残念だな』と言った彼独特の言い口の文を 残している。本堂の横手には山の斜面に五百羅漢石像が様々な表情を見せて 置かれていた。 元へ戻り、バイパスより陸側の道を歩き始めた。昔はここが海岸だったら しく防潮堤の名残が残っている。その一ヶ所が破られて、自転車に乗った若 者が走って行く。バイパスの下を潜って海へ出る道のようだ。それも自転車 で行くからはかなり続いているのだろうと判断出来た。迷わず後を追う。バ イパスを潜る地下道に髭ぼうぼうのルンペンが自分の全財産の荷物を広げて 整理をしていた。目が会うと向こうから会釈をしてきた。ペットボトルや衣 類などかなりの量あったように思うのだが、ジロジロとは見られなかった。 バイパスの外側に自転車道があった。バイパスとの間には深い溝があり、 海側は4mはある防潮堤が海とを隔てている...