「蕉園渉筆」(漢文)を読む(10)海気、海国晴看雨
静岡城北公園のクスノキ群 (7月3日撮影) 2026.7.5 朝、掛川のまーくんの家から電話で、今日、高校野球夏の大会、予選の一回戦で、まーくんのチームが出場するという。ネットで見られるというので、注目していた。ショートで先発、先頭打者のまーくんはヒットで出塁、ヒットが続いて、チームが2点を先攻した。しかし、その裏、すぐに同点に追いつかれ、中盤までは2対2で拮抗していたが、後半に点を入れられ、9回の最後の打者がまーくんだった。で、ゲームセット。まーくんの夏は早々と終わった。 「蕉園渉筆」解読の続きを載せる。 ******************************************************************** (原文) 海気、海国晴看雨 唐詩、海国晴看雨、余嘗懐疑久矣、来遠州に来始 見実景、 癸未八月十四日夜、月色清朗、吟歩中 庭、無一点雲而有雨、 灑然湿、海国所果有 也 (解読) 海気、海国晴看雨 唐詩に「海国晴看雨」。余 (よ) 、嘗 (かつ) て久しく懐疑 (かいぎ) なり。 遠州に来て、始めて実景を見る。癸未 (文政五年) 八月十四日夜、 月色清朗 (せいろう) 、 庭を吟歩 (ぎんぽ) 中、一点の雲も無くて雨有り。 灑然 (さいぜん) と衣湿 (しめ) る。海国 (かいこく) 果して有る所なり。 (語注) ※ 懐疑(かいぎ)➔ うたがいをいだくこと。あやしむこと。 ※ 清朗(せいろう)➔ 空が晴れてさわやかなさま。 ※ 吟歩(ぎんぽ)➔ 詩歌をうたいながら、また、詩歌をつくりながら歩くこと。 ※ 灑然(さいぜん)➔ さっぱりする。 ※ 海国(かいこく)➔ 四方が海に囲まれた国。 ( 続く)