酷暑の気温と、会長N氏の病い

 静岡城北公園のカルガモ親子
 半月前に見たよりも子ガモが大きくなった
三羽とも息災で何よりだ 

2025.8.1 

早めの昼食後、駿河古文書会で静岡へ行く。

酷暑で、車に着いた外気温の温度計の数値を見ながら行く。自宅を出るときは36度、国1バイパスで藤枝の最長トンネルに入ると当然温度は下がると思いきや、37度38度とんねんるを出る頃には39度を示していた。ちょっと驚く。藁科川を渡る頃に36度、安部川では35度、到着した静岡市中央図書館駐車場では37度を指していた。

帰り、4時前駐車場で38度、やはり途中トンネル内で39度が最高で、我が家では37度であった。

思うに、我が家のそばには大井川、静岡には安部川と大きな河川があって、温度を1、2度下げているようだ。トンネル内でかえって気温が上がるというのは新しい発見であった。 

駿河古文書会、今日の発表当番は会長のN氏であった。闘病中を押して発表当番を務められた。N氏は御年84歳、泌尿器系の病気で、この一年くらい、入退院を繰り返されていると聞く。自分の次兄と同い年? 次兄も泌尿器系の手術で、治療が遅れたためか、次兄は今も車椅子生活である。

青年の頃に入院の記憶があるが、今度の入院は60年ぶりだとおっしゃる。自分はまだ病院に入院したことはないと、変なところで張り合う言葉を発してしまった。病院に、私が解読して提供した「硯石日記(解読版)」を、持って行って読もうとされたが、明かりが読むに適していなかったこともあり、中々読み進めなかったとおっしゃる。病室は病いとの戦場で、時間はあっても他の事に使うのは中々難しいのだと思う。

N氏の講義は闘病中を感じさせない名講義で、いつも真似たいと思っているが、中々ハードルが高い。一つ真似ることが出来そうなのは、講義では出来るだけゆっくりと話すことであろう。それだけで受講者の理解が高まる。ただN氏の講義は完璧すぎて、疑問、質問や意見、反論を挟む余地がない。会員同士で意見を交わすのが駿河古文書会の古文書会たる所以だと思うが、それがないのはさみしい。

夜、大井川花火大会。音で気付いて外へ出ると、雨がしとしと降って、北の空で花火ならぬ稲光がした。慌てて家へ入った。

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