誰がこんな21世紀を想像したか(4) 頻発する大地震 

裏の畑はニラの花盛り
手入れを怠っていたので
どこから来たのかニラが大繁茂

2025.9.21

日本で大きな地震が頻発するようになった始まりは、阪神淡路大震災だったと思う。阪神淡路大震災は1995年1月17日に起きた。あの震災では、自分の知人も多く被災した。神戸の町中のマンション住まいだった甥っ子のA君は地震後に外を見たら、いくつかのビルが横倒しになっていたと聞いた。

地震は50年周期で静謐と頻発を繰り返すといわれている。戦後50年はどうやら地震の少ない50年だったのだろうと思う。阪神淡路大震災から30年、何と大地震が頻発したことか。

その大きなものを挙げてみると、

 阪神・淡路大震災 1995年(平成7年)1月17日  震度6  マグニチュード7.3

 鳥取県西部地震  2000年(平成12年)10月6日  震度6強 マグニチュード7.3

 岩手宮城内陸地震 2008年(平成20年)6月14日  震度6強  マグニチュード7.2

 東日本大震災   2011年(平成23年)3月11日  震度7   マグニチュード9.0

 熊本地震     2016年(平成28年)4月14日  震度7  マグニチュード6.5

 能登地震     2024年(令和 6年)1月1日  震度7  マグニチュード7.6

他に、小さな地震は日本のどこかで、ほぼ毎日のように起きている。 

50年周期からすれば、あと20年、まだまだ地震が多発するかもしれない。今、最大の関心事は東南海地震のことになるが、阪神・淡路大震災の前だったか、あとだったか、東海地方に大地震が来るといわれて、会社でもいろいろな地震対策や避難訓練など、かなりまじめにやっていた記憶がある。

あの頃は地震の予知ができるとの話で、予知情報が出されたら、どう行動するのか、真剣に考えられていた。その後、どこでどうなったのか、地震予知は不可能との話になった。 

東海地震の到来が言われて30年。いまも東海地方に巨大地震は発生していないが、その日は近付いているのかもしれない。一説には当地には昭和19年に大地震があったが、戦争中のことで、大ごとにされなかったという。先輩の諸氏からその体験を聞いたことがある。それゆえ、まだ地震の周期になっていないという説である。それでも、もう80年の時が過ぎ、そろそろ地震の起きる周期が来るかもしれない。

21世紀には、地震対策も進んで、少々の地震は怖くないと思っていたのだが、21世紀も四分の一過ぎて、未だに地震が起きると、多くの不備を自然界から指摘されているようで、その度に予測していなかった被害が多く発生している。21世紀になっても、地震国日本では、まだまだ被害が続いて行くのであろうか。

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