台風15号、思わぬ災害の爪跡

木漏れ日のヤブラン
花が開くのはまだこれからか 

2025.9.6 

昨日(5日)の台風15号、静岡県の南部を通ると聞いても、日本に上陸するようになって漸く台風になった、高々998ヘクトパスカルの小型台風だと高をくくっていた。今日の午後予定されていた、静岡の駿河古文書会も、来週の同じ曜日に延期になり、自宅でやり過ごそうと思った。台風15号は近づくにつれて、どんどん速度を増し、直近では時速55キにもなったという。はじめは自転車の速度かと思っていたが、時速55キロはまっすぐに進んでくることを考えると、車よりもはるかに速い。

報道によると、遠州では午後2時ごろには通り過ぎて、雨もやむだろうという。そんなに大規模の台風でもないからと、油断していた。当地では昼頃まで、一時はかなり激しい雨が降ったが、それも午後には上がって、明るくなってきた。雨戸をあけて、もう台風も過ぎていったかと安心した。

午後。最近知り合った若い衆が電話をくれて、今、牧之原から帰って来たのだが、牧之原では電柱が倒れたり、車がひっくり返ったりと、大変なことになっている。そちらは大丈夫だったですかと聞かれた。何ともなかったと返事をしたが、そんなに酷かったのかと、早速、テレビニュースを見て、遠州も南部の方では、大変なことになっているらしいと知る。侮っていた台風が大きな傷跡を残していったようだ。

突風が何度も襲ってきたとの、インタビューを受ける牧之原の人の話に、そういえば早くから竜巻注意報が出ていたから、竜巻だったのだろうと思った。竜巻も何度も襲ってきたことがうかがえる。だからかなり広い地域に被害が及んでいるようである。

来週水曜日、まきのはら塾の古文書講座の予定だが、受講者の人たちに被害はなかったのだろうか。心配がよぎるが、この件ではあえて連絡をしないことにした。被害を受けた方には、余計な心配はかえって迷惑にしかならない。水曜日には様子が知れるから、それまで待とう。

それにしても、思わぬところで猛威を振るう。最近の天候は、ことごとく人々の予想を裏切ってくれる。被害に遭われた方へ、お見舞い申し上げます。

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