政治家と学歴/自民党総裁選で思う

 静岡城北公園のタマスダレ
 整った花ばかりが咲くわけではない

2025.10.7  

自民党総裁選の候補者五人の学歴をたまたま見ていて、小林鷹之氏、茂木敏充氏、林芳正氏はいずれも東大出身のはずなのに、米ハーバード大と紹介されていた。また小泉進次郎氏は関東学院大ではなく、米コロンビア大とあった。高市早苗氏だけが神戸大卒とあった。米国の大学を出たことが、国政を預かるためには必須なのであろうか。党員でもないし、選挙権もないけれども、違和感を感じた。

政治家に学歴がどれだけ必要なのか。それが米国の大学であることが誇ることなのか。考えさせられるところである。

かつては政治家の学歴に、東大卒ばかりが並んでいたけれども、最近は外国の大学が大流行である。選挙民は利口なのか馬鹿なのか。自分に馴染みのない外国の大学名を見たら、なんだ半分外国人かと思ってしまわないか。なぜ東大卒ならそれを学歴として書かないのか。

東大卒が何よりも強かった時代は過ぎたのか。東大卒では選挙に勝てないのか。東大の権威はそんなに落ちたのか。 

政治家の学歴に東大卒が並んでいた時代に、皆んな先頭に立ちたい人ばかりで、日本の政治家には汗を流して国民のために働いてくれる層はいないんだと感じたことがある。東大卒ばかり、そんなにはいらないと思った。 

しかし、外国の大学を並べられても、党員も困ってしまうだろう。だからというわけではないが、もっとも簡単に神戸大と記した、高市早苗氏が選ばれた。これは長期にわたって、学歴を鼻にかけず、党員と交流を続けてきた結果ではなかったか。 

静岡県では市長の学歴詐称でもめにもめている町もある。  

自分は、一選挙民として、候補者の学歴欄を見て投票したことは一度もない。

などと、政治家の学歴について、色々なことを考えてしまう。 

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