富士山初冠雪の日、干し柿を作る

落葉後現れた色づいた渋柿
これを収穫には脚立が要る 

2025.10.23 

今日、甲府地方気象台により、富士山初冠雪が観測された。昨年より15日早く、平年より21日遅いという。

ようやく気温が下がり、天気が回復した。いよいよ干し柿の季節である。植えた覚えのない渋柿が成るようになって、早や三年。渋柿の木が二本、落葉すると、たわわに稔った柿の実が現れた。すでに赤く色づいている。まだ渋かろうに、鳥がつついたものもある。肥料も摘果もしないので実は小さいが、干し柿には出来る。今日から狙う鳥たちと競争である。

渋柿の皮を剥く 

渋柿は皮を剥いて熱湯に一分漬けて消毒殺菌し、ひもで吊るして干す。最初、表面の水分を速やかにとばすのが、黴させないコツである。だから天気の良い日に作るのが必須なのだ。北国ではそんな気を遣うこともないが、暖かい静岡ではここを間違うと黴だらけにして失敗する。夜は家に入れて夜露など受けないように気を使う。朝に日当たりの良いところに出し、一日中日差しを追って異動させる。

雨になると、家の中に置く。出来れば、扇風機に当てたりすればよいのだろうが、そこまでは気を使ったことはない。10月末ともなれば、天候も安定するから、雨はそんなに続かない。

以上のことから、必須なのは干し場が簡単に移動できることである。我が家では子供用の卓球台の足であった鉄枠がその役割を果たし、あっちこっちと簡単に移動出来ている。

 日差しを浴びる干し柿

午前中と午後いちで、78個の干し柿を作った。午後からはよい日差しで、干し柿が日光をいっぱい浴びている。78個も柿の皮むきをすると、指が動かなくなるので、残りは明日にした。

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