自分古文書(15)6年A組 47年目の同窓会(2)

円山川、豊岡付近
2025.11.18
午後、女房を連れて、静岡県立中央図書館に行く。上の駐車場が満車で、下の駐車場から歩いて登った。わずかな登り傾斜であるが、公園の中をかなり続いて、身体が悲鳴を上げる。この頃の運動不足がたたっているようだ。
自分古文書(15)6年A組 47年目の同窓会の2回目を載せる。今日の所は、城崎へ兄に車で送ってもらって、水害の話やら、豊岡市合併の話やらを聞き、記している。まだ同窓会は始まっていない。
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1時間あまり話をして、兄に車で城崎まで送ってもらう。円山川の左岸を走りながら、あの水害のとき堤防から溢れ決壊した模様を聞いた。堤防の嵩上げ工事もすでに始まっている。いずれ今走っている県道豊岡-港線も嵩上げされるのだと言う。
今は円山川もゆったりと流れている。このように船も通える昔ながらの川の姿は、川の水が資源として利用尽くされ、水が流れなくなってしまった静岡県近辺の川では見ることが出来ない。いつも帰郷して円山川をみるとふるさとを実感する。
それにしても海まで距離も落差もない円山川がどうしてあふれてしまったのか不思議である。海に出れば当然水ははけるとおもっていたが、日本海にさえはけ切れなかったと兄が語った。流域から集まった水の勢いには想像を絶するものがあったのであろう。
平成の大合併といわれる市町村合併で、この4月1日に、城崎町のほか、竹野町、日高町、出石町、但東町の5町が豊岡市に合併した。城崎郡では香住町だけが、美方郡村岡町、美方町との合併を選んで、美方郡香美町となった。合併後の新豊岡市は人口9万2644人、面積697.6k㎡と、面積では兵庫県内最大の市町村となった。
兄の次女の結婚式で来訪したとき、出石経由で、県境の“出但トンネル”を抜けた途端、“豊岡市”の看板が目に入った。おう!合併したのかと、そのとき合併情報をはじめて悟った。兄はこれで福知山市と市境を接することになったという。福知山というと随分遠い町だと思ったが、隣町になるわけだ。
合併の話では同窓会で面白い話を聞いた。新市の名前を決めるとき、“城崎市”も候補になったが、城崎から“城崎市”は辞退するとの話が出て、“豊岡市”にすんなり決まったのだという。思惑の中に、城崎市にすると新市内の温泉がすべて城崎温泉になってしまい、まずいとの判断があったとか。“豊岡市城崎町”と表示され、城崎町が現在の城崎温泉の範囲で残るのがベストと判断されたようだ。
もう一つ、この3月1日に新市発足より一足早く、城崎町はJR城崎駅を“城崎温泉駅”に変更してもらった。この変更のために、城崎町はJRに5千万円の費用を払ったという。
新豊岡市は温泉あり、海水浴場あり、スキー場あり、高原あり、古い城下町ありと大変多彩な市になった。
(つづく)
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