「スローライフな日々」(2004~2005日記)4
2025.11.5
一日、パソコンに向かって、明後日の駿河古文書会課題の解読をしていた。家康の言葉を書きとった、「神徳集」であるが、一見優しそうで、中々解読に時間が掛かった。何とか今回分は終えた。
「スローライフな日々」(2004~2005日記)の4回目を載せる。
2005.7.3(日)梅雨曇り
一年ぶりにスローライフな日々を書く。
バレーボールのアメリカ戦が夕方4時から放映されるというのでそれまでに帰ってこようと、静岡市清水西里温泉の「やませみの湯」へ女房と出かける。静岡県で記念すべき10湯目の温泉である。
清水次郎長の生家など次郎長縁の施設を見てから行こうと、静岡市清水区に入ったが、情報を持たずに入ってしまい、30分ほど車で探したけれども、今日はあきらめて温泉に向かう。興津の町を通ると再建された明治の元勲西園寺公望の別荘、坐漁荘が右側にあった。横目で見て帰りに寄ろうと話した。
「やませみの湯」には11時半頃着いた。思ったよりしっかり出来た公共の日帰り温泉で、それほど混んではいなかった。初めてと聞くと女性が丁寧に使用のルールを説明した。それによると女湯は岩風呂、男風呂はひのき風呂になっていて、一週間ごとに交代するのだという。この温泉は露天風呂が充実していて、外に4つも露天風呂があった。雨や日差しよけに、頭にかぶる菅笠も用意されている。ただ今日は曇りで使っている人はいなかった。名産の竹炭を入れた湯船がユニークであった。
風呂を出て女房を待つ。休憩所がやや狭く身の置場に困った。売店をのぞくと竹炭を使った色々な商品が並んでいた。ゆっくり入ってきたという女房を待って、セルフサービスで蕎麦を食べて出た。
やませみの湯のパンフレットにあった 河内の大石 がすぐ近くにあるというので帰りに見に行った。後ろから着いてきた2台の車とともに駐車場に入る。静岡市の天然記念物となっている大石で、安政元年の大地震で竜爪山と真富士山の間あたりから転がり落ちて来たというから、150年前の話である。周囲60mで回る小道が付いている。左右に二周りも小さい石が一つづつあった。おそらく同時に落ちてきたものであろう。女房は中山道で見た石より大きいという。いや同じか中山道の方が大きいという自分と意見が分かれた。よく話を合わせてみると、女房は妻籠宿の鯉岩を思い浮かべており、自分は二つ岩と比較していた。この石は安産のご利益があって「安産石」とも呼ばれ、右側に大石神社の祠があった。しかし、この石が生まれたときを想像すると、とんだ安産である。
(2005.7.3分はまだ続く)
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