遠州方面見学会/金谷郷土史研究会(3)秋野不矩美術館
秋野不矩美術館、設計のイメージの秋野不矩氏の絵
2025.11.23
19日、金谷郷土史研究会、遠州方面見学会の三回目である。秋野不矩美術館は休館なのだが、建物だけでも一見の価値があると、文化財の建築物に詳しいNさんの薦めで、外観だけ見に立ち寄った。開館ならば下の駐車場にとめるべきであったが、休館日なので車で建物のそばまで行くことが出来た。これはこれでラッキーであった。
秋野不矩美術館は、日本を代表する建築史家、藤森照信氏の設計によるという。建築史家として名を知られていた藤森氏は、45歳の時、初めて建築設計して、長野県茅野市、諏訪神社上社の神長官を務めた守矢家の敷地内に、「神長官守矢史料館」を建てた。この建物を見た秋野不矩氏が気に入り、自分の美術館の設計を藤森照信氏に依頼したという。秋野不矩氏の作品のインドの家屋が設計のイメージだという。
そんな説明をNさんがしてくれた。Nさんは建築に関しては中々知識が豊富で、勉強になる。
美術館手前に、何とも不思議な建物が建っていた。案内板に「茶室 望矩楼」とあった。秋野不矩美術館の20周年の記念に、美術館設計の藤森照信氏の設計による空中の茶室というが、梯子がなければ登れず、一般見学は外観のみという、遊び心だけの建物である。茶室として使用されたことがあったのであろうか。
天竜二俣を後にして、次の見学地、引佐の龍潭寺へ向かう。
(つづく)
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