時代小説はもう卒業か
2026.1. 29
元来読書好きではあったが、現役のころには、時代小説を読まなかった。何か浮世離れしているようで、時代小説は引退してから読もうと、老後の楽しみに取って置いた。
引退してから、色々やりたいこともあって、それほど暇になったわけではないが、時代小説を自分の中で解禁した。主に文庫本だけれども、買って読むわけではなくて、その大半を図書館から借りて読んだ。購入して読むと、お金が掛かるだけではなくて、どうしても本が溜まってしまう。我が家には今まで購入してきた本が山になっている。これ以上は増やしたくなかった。
それから時代小説をどれくらい読んだことだろう。数えたことはないが、1000冊をはるかに超えて、1500冊ぐらいは読んだと思う。それぞれがそれなりに面白くて、遠い昔の江戸時代の話しだと思うと、どんな内容であろうと、無責任に、気が楽に読める。それに退職して始めた古文書解読の趣味、同じ江戸時代で何かと参考になった。
以下へ読んできた作家の中、読んだ本の冊数の多い順に、並べてみると、
佐伯泰英、風野真知雄、藤井邦夫、鈴木英治、鳥羽亮、稲葉稔、坂岡真、池波正太郎、佐藤雅美、藤原緋沙子、小杉健治、倉坂鬼一郎、井川香四郎、上田秀人
50冊以上読んだ作家だけでも、これだけ上げられる。これだけで1300冊位にはなるだろう。
さすがに図書館の在庫も、自分の気に入るものは、少なくなってきた。
ところが昨年、時代小説の作家が立て続けに亡くなった。
何れも顔も見たことのない人たちだったが、小説を通じて、かなり深い付き合いだったように思っている。遠い知り合いが亡くなった気分である。楽しんできた、その作家の作品はもう読めないのだと思うと、がっかりであった。
最近、そろそろ時代小説も潮時かと思うようになってきた。年明けて、図書館へ行くことも、がくんと減り、一ヶ月でほんの数冊しか読んでいない。時代小説を読むことを減った分、何かやることを考えねばならない。
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