自分古文書(17)東海道五十三次ウォーク(静岡県二十二宿)(14)

追分羊羹の店前

2026.3.12

明後日14~15日、夢づくり会館で、金谷宿大学の発表会がある。明日の午後はその展示をしなければならない。また、土曜日、朝には1時間のミニ講座を行う。今日の午後はその準備をした。思いついて、展示で「竹下村誌稿」を宣伝しようと、Nさんにも話して、案内を模造紙に書いた。あと、現物を二冊ほどと、パンフレットをテーブルに置こうと考えた。

展示物を仕上げ、ミニ講座資料を30部、準備を終える。

東海道ウォーク、五日目を続ける。

********************************************************************************

清水駅に立ち寄る。鈴さんを除く三人は、最近ハイキングで歩いた日本平の帰りに、駅スタンプを押していたので、鈴さんのみ駅スタンプを押す。清水銀座の商店街で江尻宿のサインを見つける。

興津宿 4.4km 【清水市 江尻宿】 府中宿 10.3km

『銀座会館』と言ってもパチンコパーラーではない。清水銀座商店会の会館である。その表に『東海道』スタンプ『江尻宿』のスタンプは置かれた。

東海道スタンプ「清水港」
やはり「清水」の方が似つかわしい


稚児橋

稚児橋。江戸時代、巴川に掛けられた稚児橋の渡り初めの日、集まった皆んなの目の前を、稚児が川上から上がり川下へ下りて行った。それは巴川の河童であろうといわれ、現在の橋には、欄干の四隅にそれぞれのポーズを取った河童の像が飾られていた。少し前から空腹に柏餅でも買おうかとマーケットに寄ったりして来たが、気に入った柏餅が見つからず、とにかく何か腹に入れようと、稚児橋の袂の自動販売機で甘いだけの洋なしジュースを買って飲む。

日差しが強くなり、暑くなった。今の季節、まだ日陰に入れば涼しいのだが、その日陰がほとんどない。真っ直ぐの通りに『江尻宿木戸址』の石柱があった。

真っ赤な暖簾が目立つ追分羊羹の店があった。創業元禄八年、ほぼ300年の歴史のある羊羹屋である。観光バスも立ち寄るという有名な店のようだ。栗入りの羊羹を買う。昔は塩羊羹であったと言い、今でも販売している。鈴さんに勧められ、和さんは普通の羊羹に加えて塩羊羹も買った。試食をしてみたが、甘さを抑えた羊羹で、本物の竹の皮で包まれていて、懐かしさを感じた。(家で説明書の通り竹の皮のまま切って分けた。ビニールと違って、実に切れ味良く切れた)清水の北部は筍の一大産地だから、竹の皮には事欠かないのだろうと思った。

店の横には、細道の角に道標がある。「是より志ミづ道」、清水湊への道である。『追分』の地名の由来は清水道との分かれ道から来ている。

都田吉兵衛供養塔。金比羅代参から帰りの石松を都田一家が切った。その仇として、親分の都田吉兵衛はこの追分の地で清水一家に待ち伏せされて討たれた。墓はかって鈴さんと浜松の都田に行った折り見たが、この追分には道端に供養塔があった。近くに元追分のサインがある。

江尻宿 0.8km 【清水市 元追分】 府中宿 8.6km

道は狐ヶ崎に通じる。鈴さんを除く三人で、先日日本平へ歩いた時、弁当を探してうろうろした覚えのある通りへ出た。鳥居があり、久能寺観音堂道標があった。 

草薙の手前広い道の歩道脇に、一里塚の石柱があった。傍らに植木屋の看板になった焼き物の大タヌキ像があった。信楽焼だろうか。

食堂を探してJR草薙駅辺りをうろうろした後、やっと静岡鉄道草薙駅近くの天麩羅屋『天よし』に決めて入る。入口で迷っていた女性三人も我々につられるように入った。それにしてもこの辺りには手頃な食堂がない。狭い和室に上がって天重を頼む。狭い床の間に蓑や草鞋が飾られていた。臼さんは昔親父が蓑を作っていたのを見ているという。ほんの五十年ほど前まで、日本の普通の生活で藁用品が使用されていたのだ。

元の東海道に戻ろうと広い道に出て、草薙神社の鳥居を潜る。鳥居の側に流星(龍勢)の説明板があった。戦国の世の狼煙を現代に引き継いだロケット花火「流星(龍勢)」はあちこちに祭りの形で残っている。この草薙神社にも残っているという。因みに昼は「龍勢」、夜は「流星」と呼ぶのだそうだ。

広い通りの一本北側、住宅地の中の道が旧東海道である。少し歩くと広い通りに出て、向こうへ続く旧東海道と、ガードレールの中央分離帯で遮られていた。渡る方法が思い浮かばず、車道を横切り、中央分離帯沿いに歩いて分離帯の切れ目で向こうに渡る。折悪しく、若者を違反で捕まえていたお巡りさんの前を通ることになってしまった。そこでおじさん達はお巡りさんに、横断歩道を渡って下さい、ともっともな注意を受けてしまった。

(五日目つづく)

コメント

このブログの人気の投稿

「かさぶた日録」改め「かさぶた残日録」開始

おたふく風邪と母子手帳/詐欺電話にご注意!

竹下村誌稿の事