自分古文書(17)東海道五十三次ウォーク(静岡県二十二宿)(17)
金谷宿大学成果発表会も無事終わって、ほっとしたせいか、今朝はよく寝られて目が覚めたら10時前であった。
東海道ウォークの六日目を続ける。
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とろろ汁の丁字屋の藁葺の店に入ると、団体と間違われ奥へ案内されそうになった。とにかく『東海道』スタンプ「丸子宿」を押すことが先決と、案内所で店を広げる。箱根から押して来たと話すとお褒めとねぎらいの言葉が番頭さんからあった。
鈴さんの意見で、入口の『芭蕉さんの部屋』の囲炉裏端に席を取る。黒光りする梁には「ちょうな」の痕も残っている。囲炉裏には火が入っていた。とろろ汁セットの『丸子』を注文した。とろろ汁、麦飯、味噌汁、むかご、お新香。ところが、食べている所を団体さんや個人客が、とろろ汁を横目で見ながら、次々と通る。まるで客寄せマネキンになったみたいだ。
とろろ汁を食べ終わって、案内所で関連書籍を見ると、由比の倉沢の望嶽亭藤屋主人の画集が出ていた。かつて訪れたおり、画集を出すと言っていたが、実現したようだ。臼さんは口語訳の東海道中膝栗毛を読んだが、大変面白かったと話す。そこへ初老のご夫婦がスタンプを打ちに寄った。聞くと箱根から打ち始めて、丁度我々と同じ進行であった。なお今日はここで帰ると話す。
店の外には、芭蕉の句碑や一九の歌碑が残っている。
梅若菜 丸子の宿の とろろ汁 芭蕉
けんかする 夫婦は口を とがらして 鳶とろろに すべりこそすれ 一九
一九の歌は膝栗毛の丸子宿の段で、茶店の夫婦の夫婦喧嘩の巻き添えで、とろろ汁を食い損ねた場面の、直後の一首である。
土産物店で鈴さんと和さんは蕗の佃煮を買う。鈴さんの話だと、脱サラで始めた人がいるという。道路を隔てた丸子川の橋の袂に『丸子宿』のサインがあった。
府中宿 4.4km →【静岡市 丸子宿】 → 岡部宿 7km
国道沿いの三キロほどの道のりは、余りに暑くて苦行に近かった。しかし、日傘を差すと少しは違うからと、勧めてみたが誰も乗ってこなかった。確かにこの姿で日傘を差せば、恰好よいとは決して言えない。
蔦の細道入口のバス停で一休みする。バイパスの宇津ノ谷トンネルが工事中であった。また一号線のトンネル入口で、宇津ノ谷部落から来る道が交差しているが、今そこの立体交差の工事も進んでいる。これで朝夕の渋滞が解消されるのであろうか。
(東海道ウォーク六日目つづく)
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