駿河古文書会で発表当番
芝に集まるムクドリ
静岡城北公園
2025.6.21
昨日午後、静岡へ行き、駿河古文書会に出席した。そして、年に二回の発表当番を勤めた。課題は前回に引き続き、幕末の尊王攘夷の志士の血生臭い諸記録を集めた「斬奸状」という表題の古文書である。牧之原市の長年医者を勤めた御宅から出た古文書だと聞いた。その後半が自分の担当であった。大変難解でギブアップ寸前だったが、何とか解読資料を事前に提出していた。ところが、前回のO氏の発表を聞いて、沢山の示唆をうけ、解読資料に大幅な修正が必要となり、資料の差し替えが必至となった。担当の理事T氏に頼んで、大変お世話を掛けて、何とか差し替えが間に合った。
二時間の講義はかなり慣れてきている。マイクは断り、後ろの会員にはできるだけ前へ席を移ってもらい、大きな声で、ゆっくりと、をモットーに、講義を始めた。高年齢の会員が大半の中で、講義中に、何とか一瞬でも笑いを取りたいと、いつも思っている。しかし、話題が話題だけに、笑いを取るのは大変難しい。笑いを取るには、堅い講義内容をリラックスして理解してもらうこと、その余裕の中で笑いが起きるのだと思う。時間を使ってゆっくりと進め、途中で何度も意見、質問の時間を取りながら進めた。そして一回だけ小さな笑いが取れた。どんなだったか、覚えていないが、してやったり。
そんな気分で、事件の歴史的なことがらについて質問されてときに、自分は古文書の解読が趣味で、歴史な背景については、前回の担当のO氏に答を求めてしまった。その上、自分は次々と古文書を読んでいくことが楽しいので、色々な人から古文書が持ち込まれ、読むことに忙しく、古文書の背景の歴史を調べることに時間を割きたくないなどと、余分な裏話をしてしまった。ちょっと調子に乗り過ぎた。
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