金谷に珍しい雪が
我が家前の茶畑だった畑地に
向こうの朝日が当たる茶工場だった建物も
廃業して久しい
2026.1. 12
朝、「雪で真っ白!」の女房の声に目覚めて、それは珍しいと、上に羽織って寒い中を表へ出て写真を撮った。
まあ、溶けにくい畑地や草の上がうっすらと白くなっているだけで、アスファルトの上などに雪はない。向こうの牧之原、西原方面が朝日で赤く染まっているから、この雪も一時間と持たないで消えてしまうであろう。
雪国育ちの自分には、雪など、一晩で30センチや50センチ積もるのは普通のことで、うっすらと白くなった雪とも言えないほどのものに、驚くことはないのであるが、もう雪の降らない静岡に来て60年も経つわけで、こんな朝に早起きしてしまうのである。
今朝は自分の故郷山陰地方も数十センチの積雪だろうと思う。こんな日の成人式も大変だろうと思うが、甥や姪の成人式は昔のこと、その子供たちには、成人式はまだ少し早い。
写真を改めて見て、気付いたのだが、雪で白い場所は茶畑の跡、遠くで朝日が当たる建物は茶工場だったが、廃業してもうずいぶん経つ。近辺にたくさんあった茶畑も放置されたり、伐採されたりで随分減った。地区々々にあった共同の荒茶工場も、解散して廃業した工場が随分増えた。
これでは、ダントツだった静岡の茶生産量も、鹿児島に抜かれるわけである。お茶の景気が良かった頃に、生産者もまだ若かったけれども、荒茶の価格はどんどん下がって、後継者が育つどころの話ではなくなった。茶業者の老齢化がいよいよ進んで、大規模な有名共同工場でも、維持が出来なくなった。
今になって、抹茶が世界に売れるようになったと言われても、茶業を担う人が居なくなっては、生産は出来ない。どこかで、誰かが間違ったわけで、このまま静岡の茶業は終わってしまうのかもしれない。
そんな余分なことを、写真を見ながらついつい考えてしまった。
コメント
コメントを投稿