自分古文書(16)遠江三十三観音巡礼(16)

粟ヶ岳栄西禅師像

2026.1. 19 

朝から明後日の金谷郷土史研究会の資料作り。「歳代記」の解読版を会員に提供し、そのいくつかのエピソードを話すつもりである。 

昨日に続いて、観音巡礼7回目の記録の続きである。 

【歩程】第二十三番‐粟ヶ岳の観音寺へ、北西へ2.0キロ

東山バス停には掛川バスが時間待ちをしていた。粟ヶ岳への登りは、背に日差しを一杯に浴びて暑くなることが予想されたので、そばの自動販売機でペットボトルのジュースを仕入れた。

しっかりと整備された「粟ヶ岳ハイキングコース」の道標をたどりながら、山を輪切りにするように、幾重にも付けられた自動車みちを何度も横断して、直登に近い登り方で高度をぐんぐん稼いだ。

人家が途切れると、休む木陰も無い草刈場や茶畑が続いた。やっと木陰を見つけて休憩をとる。下から吹き上げる風はさすがに涼しい。今年は冷夏のため蝉の羽化が遅れ、八月も後半になってクマゼミもツクツクホウシも一斉に鳴き出した。九月末の今鳴いている蝉はミンミンゼミである。懸命な鳴き振りだが、心無しか力がない。山登りのあちこちに、赤紫の萩の花が今盛りと咲いている。

斜面が急になり、道が森の中に入る。もう粟ヶ岳山頂に残された巨木の森も近いようだ。行きつ戻りつを繰り返し、道路へ出たところが、粟ヶ岳の観音寺の前であった。そこで四つ又の鉤のついた竿と、繋ぎ竿を持った、怪しげな二人の男に出会った。臼さんは着生の蘭類を採集しているのだろうという。立派な道具から見てプロかもしれない。

粟ヶ岳の観音寺には何度か来ている。今は誰の管理に委ねられているのだろう。放置すれば10年とたたないうちに荒れ果ててしまうだろう。昔の建物で彫刻などにも手が込んでいて、大切にしたい文化財である。

無間山観音寺

第二十三番 曹洞宗 無間山(むげんざん)観音寺(かんのんじ)

     ちさとまで 一目に見ゆる 男山 仏の誓い たのもしきかな

【本尊】十一面千手観世音菩薩   【所在地】掛川市東山淡ヶ岳  

(7日目続く) 

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