古文書「喜三太の記録」を来年度のテキストに
2026.1.30
25日の北原先生の講演会の折り、先生から借りて来た、「喜三太の記録」という古文書を、今、古文書講座のテキストにすべく、作業をしている。
昔、北原先生の講座を受け始めて間もないころ、その抜粋を教材に使われて、興味深いと記憶に残っていた。今度、自分の講座でテキストに使いたいと思った。そして講座で使用が終わったら、その解読読み下し版を小冊子にして、皆さんに読んでもらいたいと思った。
北原先生は自分で保管するコピーを、原文所有の掛川図書館に許可を得て、貸して下さった。手にしたコピーは実に71ページまであり、コピー一枚には2ページずつコピーされているので、原文では142ページになる。思った以上のボリュームに驚く。これをテキストに使うと2年以上、3年くらいかかる量である。
ともあれ、テキストにするために、作業を進めて、9割ほど出来たが、この量では、自分が担当する2講座か3講座に分けて読んで行こうかと考えている。何とか一年で解読を終えてしまいたいと考えている。
テキスト化する作業を進めながら、気付くと内容を読み出している自分に気付く。今は解読作業ではないと気付き自分に言い聞かせ、作業に戻る。中々前へ進まない訳である。
金谷宿の商家から掛川の各和村の大きな農家へ婿に入った喜三太さんが日々発生する出来事を、テーマを付けて記録したもので、時代の動き、街道の出来事、火災・風水害・地震などの災害の記録、農家で起きる出来事など、多彩な内容である。
自らも病を得て、村役人を退役願いを出したり、快癒して復役したり、法多山の旅の記録も面白いし、秀逸なのは安政の大地震の記録である。これは、山崎久磨麻呂さんの「大地震能記」に匹敵するほど詳しい。読むのを自分で楽しみにしているが、これは4月からの新年度の講座用のテキストなのである。
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