自分古文書(16)遠江三十三観音巡礼(12)

 
雨の真昌寺 

2026.1. 6 

午前中、パソコンの前で、金曜日にある駿河古文書会の課題の予習をしていたところ、手元のスマホが、ビー、ビー、と何かを受信しているらしく、うるさい。手に取ってみると、鳥取に震度5強の地震の緊急情報であった。故郷に近いからテレビを点けた。故郷は震度3で、まあ心配はないだろうと思う。NHKの地震報道中にもさらに追い打ちするように、緊急地震情報が割って入り、何とも騒々しい。現地もそれほど大きな被害はなさそうで、やれやれであった。日本の地震対策はかなり進んでいるようで、震度5強程度では大きな被害にはならないようだ。さすがに地震大国である。

観音巡礼は、前回から半月足らず、秋分の日、6回目の巡礼の記録である。 

巡礼団雨の中お彼岸の接待を受ける  遠江三十三観音巡礼⑥

 第十六番 龍洞山真昌寺 ~ 第二十一番 宝珠山相伝寺

 日 時  平成五年九月二十三日(木)秋分の日 天候 雨また雨

朝、曇り、降水確率八〇%。こんな天気だけど行きますか、と和さん、鈴さん両氏に電話する。雨の準備をして出掛けることにする。電車に乗る段になって、集印帳を忘れたことに気がついた。しかし、今さら取りに戻ることも出来ない。今日、最初に参詣する真昌寺は集印帳を買ったお寺だと聞いて、新しく買うことに決めた。

掛川駅駅頭ですでに筋を引くような雨が降って来た。早すぎるが、雨は覚悟の上である。掛川バス粟本線で殿道バス停まで。今日も貸切り状態であった。傘をさしてバスから降りた。雨の止む気配は全くない。

【歩程】第十六番‐真昌寺へ、南へ0.5キロ

少し登った岡の上に真昌寺はあった。観音堂には客を迎える準備がされ、灯明も灯っていた。お茶の準備も出来ていて、奥さんがお茶を出してくれる。お煎餅もつまめと出して戴くが遠慮する。後で思うに供物のお接待だから有り難く戴いて置くのが礼儀だったのだろう。今日は「彼岸の中日」、特別な日なのだ。集印帳を買い求め、ご朱印を求める。ここの観音さんは三十三ヶ所で唯一、馬頭観音だと説明を受けた。

第十六番 曹洞宗 龍洞山りゅうどうざん真昌寺(しんしょうじ)

    南無あみだ 仏も同じ 観世音 誓いあらたに 守り給えや

【本尊】馬頭観世音菩薩   【所在地】掛川市水垂(みずたり)

 
天養院 

【歩程】第十七番‐天養院へ、南へ2.2キロ

南へ歩いて行くと正面の岡の上に東部工業団地が見える。おかげで地図にない道が新しく出来、進む道に自信が持てない。やがて掛川バイパスが見えひと安心。天養院は掛川バイパスをくぐった左手の山の一段登った所にあった。いつもは無住の観音堂に、当番が数人詰めていた。秋の彼岸の間、詰めているのだという。ご朱印を貰うために世話人の家を探す手間が省けて、雨ながら出掛けて来て正解だった。お茶とお煎餅をいただく。

第十七番 曹洞宗 日林山(にちりんざん)天養院てんよういん)

    ふだらくや ここに有りける 成滝の 柳の上に 吹くや松風

【本尊】聖観世音菩薩   【所在地】掛川市宮脇

 

【歩程】第十八番‐新福寺へ、南東へ1.2キロ

 国道を渡って更に逆川を渡る。臼さんの話では、逆川を渡る手前に「ものみ」(祈祷所)があり、来た事があるが、そこは会員制だったという。会員制の「ものみ」に現代を感じる。創輝の脇を通り、南の山懐の新福寺に至る。このお寺には三十三ヶ所の中で唯一「山号」が無い。新福寺にも十人近くの当番がいて、お茶と棒ジュースとお煎餅の接待を受ける。我々の後から吉田から来たおじさんがお参りに来る。ご朱印のつき方が判らないらしく、鈴さんが買って出て、吉田のおじさんの分まで手を汚しながらついてあげた。

第十八番 曹洞宗 新福寺(しんぷくじ)

    はるばると 登りて見れば 小夜の山 不二の高嶺に 雪ぞ見えける

【本尊】十一面観世音菩薩   【所在地】掛川市逆川新福寺

(つづく)

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