自分古文書(19)静岡県海岸ウォーク(28)

そそり立つ崖の側まで行くと、向こうに富士山が見えた

2026.6.20

午前、金谷宿大学「古文書に親しむ」(初心者)講座、及び、午後「古文書に親しむ」(経験者)講座を実施した。

静岡県海岸ウォーク、十二日目を続ける。

***********************************************************************

10:25  焼津港験潮場 (12,207) 
験潮場とは潮の高低を計る施設であろうか。地図にも記載がある。一坪程の小さな建物だった。近くの公園に『海に念ずる』と銘打った焼津港のシンボル像があった。高さが台とも10mはある巨大な彫刻である。肩に焼津市の鳥のユリカモメを載せて、二人の若者が海に向かって跳ぼうとしている。細谷泰茲作で本人は『蒼海行』と命名して3年の歳月をかけて制作した像だと説明板にあった。

『海に念ずる』と銘打った焼津港のシンボル像

10:44 宗像神社 (14,088) 
瀬戸川沿いに遡る途中もう一つ神社に寄る。宗像神社は海の神様として有名である。

10:51  瀬戸川(14,661)
当目大橋(昭43.9完成) を渡り、再び海辺へ出て、砂浜の突き当りの、卵を半切りにして立てたような形の虚空蔵山に向かう。

11:09 虚空蔵山直下海岸 (16,609) 
虚空蔵山にも赤く変色した杉の木があちこちに見え、今まで感じないできた杉の花粉を感じる。海岸に降りてそそり立つ崖の側まで行くと、向こうに富士山が見えた。

虚空蔵山より焼津港を望む

11:31 虚空蔵山山頂 (17,980) 
山を西に回り込んだ所に、虚空蔵山の登り口があった。虚空蔵山 126m。海岸歩きを始めて、初めて山へ登った。低い山だから一息に登るつもりが、胸が苦しくて2度3度と休まねばならなかった。気管支喘息が充分回復していないのか、杉の花粉でまた始まったのか。虚空蔵尊を祀ったお堂は柱を赤く壁を黒く彩色し、軒下に金色の彫刻をあしらった立派な建物であった。元は当目山香集寺といい、山頂にお寺が有ったようだが、今はお堂と鐘つき堂、仁王門が残っている。寺跡にピラミッド型の『船舶無線電信発祥の地記念塔』があった。登った時と反対の北へ下ると、ホテル松風閣の中に降りてしまった。途中「宿泊者以外ご遠慮下さい」と表示があったが、 150号線へ近道に思えたので構わず下った。最後は松風閣で作った板の階段を下りパットゴルフやミニプールのある庭園の中に降りてしまい、いささかばつの悪い思いをした。

11:56 たけのこ岩トンネル (20,480) 
国道 150号線に出てすぐに当目トンネルを抜ける。歩道が無く危険で駆けるように抜けた。崖を削って出来た国道には歩道を作る余裕がなかったようで、対向車がかすめるように通り恐ろしい。海側は断崖絶壁で100m程下に波が岩を噛んでいるのが見える。新しい『たけのこ岩トンネル』を抜けると大崩海岸唯一の集落、小浜への道が右へ下って行く。通り過ぎて、小浜の集落が良く見える所まで来て気が変わった。時間はあるから小浜へ降りて昼食にしよう。ここをパスすると悔いが残りそうである。

12:14 小浜海岸 (22,308) 
引き返して小浜の浜へ降りる。その頃から南西の風が強まり、海岸まで出ても食事をするところがない。漸く防波堤の陰に日溜まりを見つけ助六を食べる。冬の小浜海岸は空のプールや閉鎖された海洋牧場の建物などがあって荒涼としていた。

12:36  国道 150号線 (23,580) 
畑の中の作業道を国道へ登る。先程集落を見下ろした時、見当をつけておいた道である。

12:45 静岡市境 (24,371) 
すぐに小浜隧道(昭9.3 完成) に入る。ここも狭くて車の途切れをみて真剣に駆けた。間もなく静岡市に入って下りになり、静岡の海岸線から日本平、富士山の絶景が前方に広がった。

13:03  石部海上橋 (26,238) 
産業廃棄物の旧埋立場を右下に見て、だらだらと下った所に今日のハイライト-石部海上橋(昭47.7完成) がある。昭和46年7月5日の朝、梅雨末期の大雨で緩んだ崖が一気に崩れ落ちた。通勤途上であった相良町の川田順氏(当時23) が車もろとも巻き込まれ犠牲になった。(以上は海上橋を渡りきった所にあった鎮魂碑文による)それから一年後、崩れた道を諦め、海上橋が完成した。異例の機敏な工事だった。今も土砂崩れ現場は往時のままで、徒歩でも歩ける状態ではなかった。海上橋にも歩道がない。下って来たとはいえ、海面まではまだ2030mはあり、下を覗くと目が眩んだ。

(海岸ウォーク、十三日目、さらにつづく)

コメント

このブログの人気の投稿

おたふく風邪と母子手帳/詐欺電話にご注意!

「かさぶた日録」改め「かさぶた残日録」開始

竹下村誌稿の事