自分古文書(19)静岡県海岸ウォーク(35)
今まで、女子バレー、ネイションリーグ予選最終戦、ポーランド戦を見ていた。勝った方が決勝トーナメントに出られる闘いだった。0対2で追い詰められたが、盛り返して、3対2で日本は決勝トーナメントに進んだ。3セット以降、ポーランドの力ががくんと落ちたように見えたが、最後はスタミナの差が出たのかもしれない。何はともあれ、おめでとう。
静岡県海岸ウォーク、十五日目を続ける。
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お寺へ辿った道は向かいが公園になった細い道で、石垣や塀に仕切られた古い家があって、華道の教授とか個人医院の小さい看板が出ている。何やら雰囲気のある小道だった。
高台にある清見寺には、目の前を切り通しにしてJR東海道線が通っている。だから、町とは鉄路の上を渡した橋だけで繋がっている。話には聞いたことがあるが、随分思い切って鉄道を通したものだと思う。境内に高山樗牛の『清見寺鐘声文碑』がある。鐘の音が悩み多き自分の心を映すように響くと言ったような文だった。また山下清画伯がここから絵を書いた時に、『お寺の前を電車が我が物顔に通るが、お寺と電車はどちらが偉いのかな。海が埋め立てられて良く見えないので残念だな』と言った彼独特の言い口の文を残している。本堂の横手には山の斜面に五百羅漢石像が様々な表情を見せて置かれていた。
元へ戻り、バイパスより陸側の道を歩き始めた。昔はここが海岸だったらしく防潮堤の名残が残っている。その一ヶ所が破られて、自転車に乗った若者が走って行く。バイパスの下を潜って海へ出る道のようだ。それも自転車で行くからはかなり続いているのだろうと判断出来た。迷わず後を追う。バイパスを潜る地下道に髭ぼうぼうのルンペンが自分の全財産の荷物を広げて整理をしていた。目が会うと向こうから会釈をしてきた。ペットボトルや衣類などかなりの量あったように思うのだが、ジロジロとは見られなかった。
バイパスの外側に自転車道があった。バイパスとの間には深い溝があり、海側は4mはある防潮堤が海とを隔てている。出口が無ければ細長い監獄のようなところであった。今にも雨の降りそうな空模様になって来た。
琮璉変化の無い道に漸くバイパスが甲府へ分岐する地点に差し掛かる。甲州や信州へ行く時には毎度通る道だが、その海側にこんな道が有るとは知らなかった。
前方に山が海に迫って来て、平行するJR東海道線は上り下り別々に洞トンネルに入っていく。バイパスは山を削って海を埋め建設されているからトンネルには入らない。いよいよサッタ峠の難所にかかる。自転車道は続いているから難所は昔のことと思っていたら、間もなく歩く上では現代もなお難所である事を思い知らされた。
由比町に入って少しの所で、前触れも無く、自転車道が終わりになった。あとはバイパスに出よと言わんばかりにガードレールに切れ目が入っている。バイパスには高速道路並のスピードでひっきり無しに車が行き交っている。海側はテトラポットで埋まっていて、歩けそうな浜辺もない。進退極まってしまった。
方法は3つである。・対向車に気を付けながら海側の路肩を歩く。
見える限りでは山側の方が余裕がありそうだから、向こう側へ渡り路肩を歩く。
テトラポットの上を歩く。良く見ると3百m程先で路肩の工事中のように見えた。おそらく向こうから自転車道を伸ばしているのだろう。
ならば海側を行く方が得策である。取り合えず工事場まではテトラポットの上を行くことに決める。
テトラポットの間は隙き隙きで、海はそこまで来ていないが、4~5m下に砂地が見える。丸いテトラポットの上を慎重に歩く。テトラポットが尽きて砂浜に下りた時にはほっとして、2度とこんな歩きは御免だと思った。
工事場所は路肩を車の途切れを測って駆け足で抜けた。その向こうに“潮吹園”という食事処があり、ほっとして缶茶を買う。そこからは再び歩道が続いていた。
バス停が500m置き位にあり、その度に歩行者用の信号があった。しかし、この信号を押すには勇気がいると思いつつ、最後に由比の町に入るときにはその信号を押し、車を何十台も止めて渡った。
帰りの電車から苦労して歩いて来た所がずっと見えた。ほとんど鉄道近くを歩いていたことになる。お天気は持ち、喘息もそれほど気にならなかった。帰りには快い疲れに暫く眠った。
15:25~15:36 金谷駅➔15:55 自宅 (30,247)
〔費用〕電車賃(金谷→清水)720円、バス賃(清水駅→新川)230円、
缶コーヒー 110円、ネギ味噌ラーメン並 580円、缶緑茶 110円、缶コーヒー 110円、
電車賃(由比→金谷)930円、電車賃(大鉄金谷→五和)210円、
計 3,000円
(海岸ウォーク、十五日目、終り)
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