自分古文書(19)静岡県海岸ウォーク(39)

 
「振り返ると富士山も風に雲が吹き飛ばされて全容を表しはじめていた。
右手前の愛鷹連峰を露払いに堂々の土俵入りである。」

2026.7.16

昨夜は暑くて昨夜は眠れなかった。といっても、朝方はぐっすり寝ていたのだが。冷房のない寝所は29度台だった。これでは扇風機を回しても涼しくならない。クーラーのある部屋に引っ越せばよいのだが。今日は少し隣の部屋から冷気をいただくとか、工夫をしてみよう。

静岡県海岸ウォーク、十七日目を続ける。

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12:32 高橋川(15,076)
しばらく砂浜を歩いたが、安物のシューズはそれほど履いた訳でもないのに底が割れて危うくなっていた。割れ目に砂や小砂利が挟まるのか、足の裏に異物感覚があった。歩きにくいので、ハマエンドウの紫の花を見たのを最後に防潮堤上の道路に上がった。風がだんだん強くなって、海が白波を立てるようになって来た。

12:41 原駅海側(15,691)
海岸は前方で大きく弧を描いて、その尽きるあたりが沼津の千本浜海岸である。風が強まるとともに対岸の伊豆半島の山並がはっきりと見えてきた。振り返ると富士山も風に雲が吹き飛ばされて全容を表しはじめていた。右手前の愛鷹連峰を露払いに堂々の土俵入りである。前回から少し雪が降ったのか頂上近くはうっすらと白く見えた。

13:55 新中上川(23,573)
珍しく防潮堤を歩く人があり、後ろから二人の若者が追い掛けて来る。妙な対抗意識が出て歩く足に力が籠もって来た。追いつきそうでなかなか追い抜いて行かない。横風が強くなって行く手を阻む。辛い歩きになってきた。追い越させるべく、海側の一段低い通路に降りて、海岸の松の陰で風を避けながら歩いた。若いカップルにカメラのシャッターを頼まれたりしたが、上下の道が合流してみると、2人組はすぐ背後に迫っていながら、まだ先には行っていなかった。背後の二人を意識に置きながら懸命に歩いて、力尽きる形で休憩をとった。二人をやり過ごしながら激しく咳き込んでしまった。やや激しい運動の後がどうも喘息には悪いようだ。

14:03  千本浜公園(24,453)
浜にも人が増えて千本浜公園に着いた。ここでも初老の夫婦にシャッターを頼まれる。風が強くて砂ぼこりが上がり、藁くずが渦を巻いて襲い、ビニール袋が高く舞い立つ。一体この天気はどうなっているのだろう。「東北・北海道から太平洋へ抜けた低気圧が台風並に発達して」といった天気図が思い浮かぶ。千本浜公園で長い防潮堤上の歩きが終わった。

14:31  沼津港口公園(26,670)
沼津港口公園には幾つかの碑がある。沼津出身の詩人勝田香月の歌碑には、

今宵出船か お名残り惜しや

の『出船』の詩が刻まれていた。

14:4614:55 沼津港バス停(27,976)
缶茶を飲んでいる所へ、沼津駅行のバスが来てしまった。ここが始発のようである。少し早いが、靴も割れ、風も強く、調子も今一つで、終わりにする口実に事欠かなかった。始発ということはこの先進んでも帰りのバスがあるのかどうかも判らないし、沼津の街で伊豆の地図を探したいしと理由をつけて、そのバスに乗り込んでしまった。

15:0616:16 沼津駅(32,582)
駅前の商店街を本屋を探して随分歩いて、やっと駅の近くに『マルサン書店』を見つけた。伊豆の1/25000 地図と『伊豆のハイキング』というローカルな本を買う。意外と山登りやハイキングの本が揃っている。今度来る時も寄ってみたい本屋であった。

17:4517:55 金谷駅(33,095)
富士駅辺りから赤らみ始めた富士山が遮るものもなく、すっかり見えた。朝のもやった状態がうそのようである。金谷駅で10待ちの大井川鉄道で帰った。

18:20 自宅 (33,939) 
いよいよ次回からは伊豆に入る。ここで前半を終了とし、一区切りにしようと思う。この後は歩きのスタイルが少し変わることになるだろう。

〔費用〕電車賃(金谷→吉原)1,260円、ジュース 200円、寿司 463円、缶緑茶 110円、 

   バス(沼津港→沼津駅)180円、電車賃(沼津→金谷)1,420円、コーヒー80円、 

   電車賃(金谷→五和)210円             計 3,923

(海岸ウォーク、十七日目、終り)  

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