「蕉園渉筆」(漢文)を読む(23)寒柿/墓揺
長岡大花火(ネットから拝借、今年のものではない) 今夜、NHKのテレビで見る 2026.8.2 昨夜は、大井川の花火大会で賑わったようだが、我が家からは音はすれども見えない。かといって、今は見物に外へ出る気にはならない。一日遅れで、長岡大花火をテレビ中継していたので、居眠りしながらそちらを見た。 午後3時から、久しぶりの班の常会があり 出席した。出席者は15人ほどであった。家を建ててから早や50年近くになり、多いときは30軒を越す班だったけれども、今回、2軒、人が住まなくなって班から外れる家が出て、20何軒かに減ってしまった。確実に町は老いていくものだと、切実に感じる。 「蕉園渉筆」解読の続きを載せる。 *********************************************************************** (原文) 寒柿 西山寺村山中有一柿樹、寒中結実、蓋異樹也 (解読) 寒柿 西山寺村山中 (さんちゅう) 、一柿樹 (柿の木) 、寒中に結実す。蓋 (けだ) し、 異樹 (変わった木) なり。 (原文) 墓揺 相良畳屋長兵衛母、生長兵衛輙死、父与三郎、無資、 不得葬墳寺、埋屍海浜松林中、長兵衛成能務農事、稍々家興、 及父没具礼葬其墳寺、欲移母合葬、乃至松林中告之、 墓石揺動而不止、竟改葬焉 (解読) 墓揺 (墓揺れる) 相良畳屋長兵衛母、長兵衛生まれ、輙 (すなわち) 死す。父、与三郎、 資 (もとで) が無く、 葬 (ほうむ) る墳寺 (ふんじ) を得ず、屍 (しかばね) を 海浜の松林中に埋む。 長兵衛成 (そだち) て、能 (よ) く農事に務め、稍々 (しょうしょう) 家を興す。 父没すに及び、礼葬 (れいそう) に具 (そな) え、その墳寺 (ふんじ) 、 母と合葬 (がっそう) に移さんと欲す。 乃 (すなわち) 、松林中に至りこれ を告ぐ。 墓石揺れ動いて止 (や) まず、改葬 (かいそう) を竟 (おえ) る。 (語注) ※ 墳寺(ふんじ)➔ 菩提寺。 ※ 稍々(しょうしょう)➔ 次第に。だんだん。 ※ 礼葬(れいそう)➔ 葬礼。葬式。 ※ 合葬(がっそう)➔ 同一の墓に二体以上の遺骸または遺骨を葬ること。 ( 続く)