定年後の日本人は世界一の楽園をいきる


時代がかって見えるが
昨日の静岡新聞に間違いない

 2026.3.31

「定年後の日本人は世界一の楽園をいきる」

70代最後の年度末にあたって、ブログにこんな題名が付けられるのは何とも楽しい。昨日の朝、新聞を開いて一面下の書籍広告欄にそんな文字が踊っていた。

佐藤優氏の新刊の広告である。外務省のノンキャリア職員として、ロシアの日本大使館に書記官として勤めるなど、概して東欧事情に詳しいとは知っていた。作家デビュー以来何冊か本も読んだと思うが、その強面の顔や、予測不能な行動も含めて、その後、自分の興味からは離れて消えていた。しかし、この本は図書館に入ったら読んでみたいと思った。表題だけではあるが、自分の今の思いを述べていてくれるように思った。

会社を退職した15年前、これからは別の人生が始まると思った。それまでは、会社の金庫番などと自称して、毎日、他人(ひと)のお金を勘定するのが仕事だった。会社で知った知人友人もすべて金がらみのの関係だった。会社を辞めて、即、年金も貰うようになったから、これからはお金とは無縁な人生だと思い、会社で得た知人友人とは、趣味で付き合った人たちを除いて、全て関係を断った。

そして、始めたのが古文書解読という趣味。今は「金の掛からない道楽」と言うことにしている。そこから始まった知人友人はお金の絡まない関係だと思っている。

今では、毎月、六講座に出席し、その内三講座は講師をしている。三講座の受講生が合わせて30人ほど、友人知人には60代から80代がほとんどだから、しばらく会わないと、永のお別れになってしまうのが何ともつらいが、そんな知人友人とはどんなに親しくなっても、学歴や職業歴、家族の話なども全くしないし、興味もない。過去については、聞くも聞かれるも愉快であったことはほとんどない。

この頃、「あなた先生をやられてましたか」と聞かれて、「先生をやっていた人は、最初から断りもなく椅子に座って講義はしませんよ」と笑いあった。先生をされていた方は、講義は立ってされる人が多い。座るにしても、必ず断ってから座られる。

そういうわけで、今の自分にはストレスがほとんどない。いつまで続けられるかが心配ではあるが、これはもう「楽園」というべきなのであろう。

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