「蕉園渉筆」(漢文)を読む(44)船匠/茄子変
変わった形のナス(ネットより)
トサカに見えなくもないか
トサカに見えなくもないか
2026.8.28
今朝、昨日見えなかったKさんが見え、資料を渡す。読んでいただけるであろうか。
「蕉園渉筆」解読の続きを載せる。
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(原文)
船匠
相良、船匠賢諸州、故遠江嘱製造、地属扶桑第一之危灘、
造作之緻密而奇工為之故也
(解読)
船匠
相良、船匠(せんしょう)諸州で賢い。故に遠江、製造を嘱(しょく)す。
地、扶桑(ふそう)第一の危灘(きたん)に属す。
造作(ぞうさく)の緻密(ちみつ)にして奇工(きこう)、この為故なり。
(語注)
※ 船匠(せんしょう)➔ 船大工(ふなだいく)。
※ 嘱(しょく)➔ 仕事などを頼みゆだねること。依頼。
※ 扶桑(ふそう)➔ 日本の異称。
※ 危灘(きたん)➔ 危険な、潮流の強い海洋または風波の荒い航行の難所。
※ 奇工(きこう)➔ 珍しくてたくみな細工。奇巧。
※ 嘱(しょく)➔ 仕事などを頼みゆだねること。依頼。
※ 扶桑(ふそう)➔ 日本の異称。
※ 危灘(きたん)➔ 危険な、潮流の強い海洋または風波の荒い航行の難所。
※ 奇工(きこう)➔ 珍しくてたくみな細工。奇巧。
(原文)
茄子変
西中村邑佃作於園邑、其所芸茄子累々結実、
一夜尽変為雄鶏頭形、愕見為凶兆、拔投河中
(解読)
茄子変
西中村邑(むら)、園邑(そのむら)において佃作(でんさく)す。其所で茄子を芸(げい)す。
累々(るいるい)結実(けつじつ)、一夜にして、雄鶏(おんどり)の頭の形に
為(な)り、変わり尽くす。愕(おどろ)き、凶兆(きょうちょう)と見て、拔き、
河中(かわなか)へ投ず。
(語注)
※ 佃作(でんさく)➔ 耕作。
※ 芸(げい)➔ 草木を栽培すること。
※ 累々(るいるい)➔ 同じ種類のものがいくつもかさなりあうさま。また、つらなるさま。
※ 凶兆(きょうちょう)➔ 不吉な前兆。よくないことが起こる前ぶれ。
(続く)
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