「蕉園渉筆」(漢文)を読む(31)〇〇村 領右衛門/不知字
傘寿お祝いのケーキ
2026.8.12
午後、まきのはら塾、「古文書解読を楽しむ」講座。今日も楽しく実施できた。
名古屋のまーくん母子は、午後名古屋へ帰った。
「蕉園渉筆」解読の続きを載せる。
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(原文)
□□村 領右衛門
金谷民家婢一朝出汲、数十蛙死井中、入報主人乃令人浚井、
入而輙死、又入将出救、相尋而没、不知漑酢持炬等術可歎也
(解読)
□(虫損)□村 領右衛門
金谷、民家の婢(はしため)一人、朝水汲みに出る。数十蛙(かえる)井の中で死す。
入報(にゅうほう)、主人、乃(すなわ)ち人に井戸を浚(さら)わせる。
(井戸に)入りて輙(すなわ)ち死す。また入り、将(まさ)に救い出さんとす。
相尋ねて没す。酢を漑(そそ)ぎ、炬(たいまつ)を持つ等の術(てだて)、
知らざるを歎くべきなり。
(語注)
※ 入報(にゅうほう)➔ 報告を入れること。
※ 入報(にゅうほう)➔ 報告を入れること。
(原文)
不知字
三又村民家子出在東都、寄書曰、天行病人多死、幸而免矣、其父不識一丁、
読死一字、痛哭延僧、誦経、一村来弔、数月子帰自東都
(解読)
不知字(字を知らず)
三又村民家、子出で東都(とうと)に在り。書を寄せて曰く、天行(てんこう)病人
多く死す。幸いにして免(まぬが)る。その父、一丁(いっちょう)識らず、
死一字を読む。痛哭(つうこく)、僧を延(まね)き誦経(ずきょう)す。
一村、弔(とむら)いに来る。数月して、子、東都より帰る。
(語注)
※ 東都(とうと)➔ 東方のみやこ。日本では、京都に対して江戸または東京をいう。
※ 天行(てんこう)➔ 時節によって流行する病気。はやりやまい。
※ 一丁(いっちょう)➔ 書物の裏表二ページ。(文字を知らず、本も読めないことを云った)
※ 痛哭(つうこく)➔ 激しく泣き叫ぶこと。ひどく嘆き悲しむこと。
※ 誦経(ずきょう)➔ 声を出して経をとなえること。
※ 天行(てんこう)➔ 時節によって流行する病気。はやりやまい。
※ 一丁(いっちょう)➔ 書物の裏表二ページ。(文字を知らず、本も読めないことを云った)
※ 痛哭(つうこく)➔ 激しく泣き叫ぶこと。ひどく嘆き悲しむこと。
※ 誦経(ずきょう)➔ 声を出して経をとなえること。
(続く)
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