「蕉園渉筆」(漢文)を読む(85)(大鱸魚)
2026.10.15
用紙切れで、B4の用紙を買ってきた。中々今の時代B4の用紙を箱で買う人はいないのだろう。買いはじめの頃は、B4用紙は箱では店頭に並べられていなかったが、自分が買うようになってから、店頭に並べられるようになった気がする。
代を払って、荷を車に運びながら、一枚8円もするのと、一瞬青くなった。値上がりしたのかしらん。一枚2円もしなかったのに。箱に印刷された「500枚」が目に飛び込んできての勘違いだった。
家に帰ってよくよく見れば、500枚が一包装で、これが五束入っていることが判明して、そんなに値上がりしていないと知れて、胸を撫で下ろした。もともと一箱2500枚入りのことは承知して買ったはずなのに。歳を取るという事は、こんな間違いをやってしまうことである。要注意である。
「蕉園渉筆」解読の続きを載せる。
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(原文)
(大鱸魚)
園邑有文珠堂。守司之僧、食里正家、々枕河浜、一日僧携大鱸魚、怪問之曰、
獲於門前岸松樹々抄、適見一蛇、蓋狙之跳上、鰭拘於枝葉也、余聞之笑賦曰、
松頭忽見大青魚鱸 由木求魚不道無 己示一奇猶未足 掄人更又獲浮屠
(解読)
(大鱸魚)
家の河浜(かひん)で枕する。一日(あるひ)僧、大鱸(すずき)魚を携える。
怪しみこれを問い曰く、門前の岸の松樹にて、(松)樹抄(すく)うを獲(え)る。
適(たまたま)一蛇を見て、蓋(けだ)し、これを狙い跳び上り、
鰭(ひれ)枝葉に拘るなり。余これを聞き、笑い、賦(ふ)して曰く、
※ 河浜(かひん)➔ 河のほとり。
※ 賦す(ふす)➔ 詩歌を作る。
(漢詩)
松頭忽見大青鱸 松の頭、忽(ゆるがせ)に見て大青(あお)鱸(すずき)、
由木求魚不道無 木が魚を求む由(よし)、道(道理)無きにあらず。
己示一奇猶未足 己(おのれ)一奇(いっき)を示し、猶(なお)未(ま)だ足らず、
掄人更又獲浮屠 人を掄(えら)び、更に又、浮屠(ふと)を獲る。
※ 一奇(いっき)➔ めずらしい計。(「計」は企て。はかりごと)
※ 浮屠(ふと)➔ 僧侶。
(続く)

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