解読依頼の、江戸駿府の狂歌より
2026.10.23
出来上がった狂歌の課題、午前中に静岡市南部生涯学習センターへ、USBと、そのプリントしたものを渡して来た。南部郷土史大学の記念誌を出すので、それに載せる原稿だと聞いている。
係り員が承知をしていて、USBは先のパソコンにコピーして返してくれた。
江戸時代の後期、駿府では狂歌を趣味とする町人が多く、集まりも多く持たれたようで、今、読んでいる「硯屋日記」も筆者が狂歌好きで、日常生活を題材に、日記の中に、頻繁に狂歌が出て来る。ただ、単に語呂合わせのような狂歌が多く、決して上手とは思えない。
その駿府の狂歌の会で優秀とされた40首が、今回解読したものである。せっかくだから、三つ四つ、その狂歌を紹介しよう。
青柳に 朝の京水 注ぎ足して 長き夢みる 春近の宿
暁の 枕時計に 今一度 かけてもみたき 夢の浮橋
秋風の 吹くたび/\に うなづいて 時知り顔の 萩が花妻
語らいし 連理の枝も 枯れ果てゝ 胸のほむらの 薪とぞなる
これが当時流行した狂歌である。題材に色恋ものが多い。「枕時計」という言葉が出て来た。はて、この当時時計は、どの程度普及してなのだろう。S先生に電話で尋ねたところ、高価だったが、あるにはあったという。裕福な商人なら所持していたかも。
よく意味を考えると、狂歌の楽しみ方が分ると思う。

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