自分古文書(20)ファミリー山行(6)湖西連峰
2026.10.29
この約一年に制作した「解読一般向け冊子」11冊を、大学の時の友人二人、及び明石在住のいとこ(故人)の息子に、レターパックで今日送付した。いずれも古文書解読の経験のない、ただ歴史には興味がありそうな人たちである。読んでくれるだろうか。
「ファミリー山行」の続きを載せる。
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ファミリー山行 (6)湖西連峰 426.9m
ー おわりは藤蔓の輪で汽車ごっこ ー
月 日 昭和58年2月6日(日)
天 候 午前中快晴、午後やや雲が出る、風が少しあるが当たらねば暖かし。
同 行 義父・長男・長女
行 程 金谷駅(8:18)➡ 新所原駅(9:37~9:40)➡ 湖西連峰入口(10:00)➡
嵩山(169m)(10:40)➡ 梅田峠(11:00)➡ 仏岩(11:20)➡
第2鉄塔(11:35)➡ 神石山(324m)(12:00~12:45)➡
多米峠(13:35~13:40)➡ 400m ピーク(14:05)➡ 石巻分岐(14:25)➡
富士見台(415m)(14:50)➡ 割れ岩(15:10)➡ 426.9mピーク(15:20)➡
浅間神社(15:35)➡ 本坂峠(15:45)➡ 本坂バス停【バス】(16:20)➡
三ヶ日車庫前【バス】(16:40)➡ 浜松駅(18:05~18:20)➡
金谷駅(19:05)
感 想 今日は愛知県との県境の山、湖西連峰に挑む。快晴だが霞のかかったような天候であまり展望は期待出来ない。新所原駅の駅頭から見ると、それほど高くない山並みが続いている。
一番手前の鞍部に向けて雑木の道を登る。林道を横切って踏み跡を辿るうちに不明になる。沢の方へ下りかけていたので、高い方へ登って、義父が踏み跡を見つけた。まもなく、梅田峠より神石山寄りと思われる広い山道に出たので、少し戻って嵩山へ登る。公園化されたピークにアベックが一組。セーターを脱いで服装を整える。浜名湖方面が霞んで見え、反対側にはこれから辿る湖西連峰が続いている。
梅田峠へ戻り、ゆるやかな登りに鼻唄まじりになる。大きな岩がごろごろし始め、仏岩へ着く。岩の根元に小さな石地蔵とお面のような素人作りの仏頭?が数体祀られている。失礼して仏岩に登る。浜名湖から遠州灘にかけて、やや霞んではいるが素晴らしい眺めである。この景色はこのあと展望が開ける度に我々を楽しませてくれた。
仏岩より少し下り、送電線の鉄塔を目標に登り下りを繰り返しながら登り詰めて行く。第2鉄塔から少し東へ辿ると『らくだ岩』。尾根から突き出た絶好の見晴らし台である。長女と義父は素通りして先を行く。犬の声が近づき、鉄砲を担いだ狩猟者と猟犬に出会う。「かっこいい」と長男。長女と義父を再度追い越して、神石山へ到着した。すぐの岩場には男3人のパーティが陣取って、コッフェルを使い食事中。我々も三角点を通り過ぎた木立の中の小広場で昼食を取る。
子供連れのグループが来たのを機会に出発する。すぐ象ほどもある岩が2つ並んだ所に出る。案内書の写真の場所だ。長男も長女も岩の上に登る。ところが降りる段になって足場がつかめず大騒動。
多米峠で休憩していると、愛知県側から子供の声がして登ってくる。最後に老人が上がって来て、「ここが静岡県との県境だ」と説明する。「子供の頃には遠足に良く来た」とも言う。尾根を先へ行くか、下るか迷ったが、義父がせっかく来たのだからと、本坂峠へ向かう。
先の道は打って変わって悪くなり、急登や藪こぎもある。子供たちもへばり気味。長男はもう下りたいと泣き言を言う。長女は黙々と登ってくる。石巻分岐を過ぎた頃からイヌツゲの群落に入る。子供達は小指ほどの太さの藤蔓を拾い、振り回しながら進む。東側の雑木や茅をなぎ払った見晴し台(富士見台?)へ出た。日の傾き始めた浜名湖と、今朝から歩いた湖西連峰の峰々を振り返えり、よく子供たちも歩いたと思う。
この時間にどこまで行くのか、10数人の中高年グループと出会う。長女と藤蔓で作った輪に入り汽車ごっこをしながら歩く。やっと最後のピーク(今日一番の高度)も越え、浅間神社に黙礼して本坂峠に出た。そこでも狩猟者に出会う。下の林から犬が吠え立て、獲物を追い立てている。本坂峠は昔の姫街道である。下りには往時を偲ばせるものとして、コンクリートで補強された石畳が残っている。
長男と長女は先程の汽車ごっこに大騒ぎで下って行った。道路へ出て人家のある辺りまで来るとバスが上って来た。目の前でUターンをし始める。バス停で時間を見ると2分前。2時、3時台に無くて4時20分のこのバスが最終というから、これ以上のタイミングはない。三ヶ日車庫前で浜松行に乗換え帰路につく。6時間40分、実に良く歩いた。
費 用 金谷 → 新所原電車賃 大人 870円 子供 430円×2人
本坂 → 三ヶ日車庫前バス賃 大人 150円 子供 75円×2人
三ヶ日 → 浜松バス賃 大人 690円 子供 345円×2人
浜松 → 金谷電車賃 大人 570円 子供 280円×2人
(義父分含まず) 計 4,540円
(「ファミリー山行」続く)

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