「蕉園渉筆」(漢文)を読む(71)本間春城
裏の畑のニラの花 2026.9.27 昨日午後、なんとか 金谷郷土史研の講義、2時間を終えた。「課題」が自分には 少し 「過大」であったか。 「 蕉園渉筆」解読の続きを載せる。今日の課題は難しい。 *********************************************************************** (原文) 本間春城 按部之日憩於下平川医人本間春城家、壁上粘精里翁七絶、 書甚佳、其詩原上鳴騶、 散晩闇、行窩市近酒堪賖、 山雲也会打垂法、不見芙蓉見断霞、打垂法不通、 主人質於予、 余亦不詳、問之東都諸友、白藤報書云、郡康節有打垂吟、 程子和之、 打俗語無意、思垂法蓋垂戻世人之謂也 、 是精里倍林祭酒於野邨君玉宅、時所作、 其日白藤亦倍坐、 当時質問也、君玉家於牛門内復原、原上字亦於是明了 (解読) 本間春城 按部 (あんぶ) の日、下平川の医人 (医者) 本間春城家に憩 (いこ) う。 壁上に 精里翁 (せいりおう) の 七絶 (しちぜつ) を粘 (は) る。 書、甚だ佳 (よ) し。その詩 (漢詩) 、 原上鳴騶散晩闇 原 上に 鳴 騶 (いななき) 、 晩闇 (ばんあん) に散る。 行窩市近酒堪賖 行窩 (仮寓) 、市 (いち) に近く、酒、 賖 (おぎの) りて 堪 (たのし) む。 山雲也会 打垂法 山雲 (さんうん) また会いて、 垂法 (すいほう) を打つ。 不見芙蓉見断霞 見えざる芙蓉 (富士) 、霞を断ちて見る。 「打 垂法 」通じず、主人、予に質 (ただ) す。余また詳 (つまびらか) ならず。 これを東都諸友に問う。白藤 報書 (ほうしょ) に云う。 郡康節 、「 打垂吟 」有り。 程子 (ていし) これに和し、俗語を 無意 (むい) に打つ。垂法 (手本) を思い、蓋 (がい) して 垂 (手本) に戻る、世人の謂 (いわ) れなり。 これ 精里 、 野邨 (野村) 君玉 宅において、 林祭に倍 (陪) し、酒の所作 (しょさ) の時、 その日、白藤また 倍 (陪) 坐 し、 当時質問なり。君玉家、 牛門 (ぎゅうもん) 内 復原において、「原 (復原) 上」の字、またこれ 明了 (めいりょう) 。 (語注) ※ 按部(あんぶ)➔...